『やりたい仕事がわからない』は当たり前
こんばんは、新米キャリアコンサルタントのシゲルです。
今日はカレンダーでは3連休明けの月曜日です。
楽しい連休はあっという間に過ぎて、明日からまた仕事だ・・・
昔の僕なら日曜日の夕方ごろから翌日に待ち受けている「行きたくない仕事」のことで心がザワついていました。
友人と遊んでいても、好きな映画を観ていても、憂鬱な気分が心の中を覆っていました。
それでも
「生きていくためには働かないと、仕事なんて誰だってみんな行きたくない気持ちを抑えて働いているんだ」
と自分を無理やり納得させて月曜日の朝、家を出ていきました。
今にして思えば「なぜそこまでして当時の職場を離れなかったのだろう?」と不思議に思うのですが、
その時の僕は
「今の仕事を辞めるからには次の仕事が決まっていないと・・・」
とか
「今の仕事はやりたい仕事ではないからこんなに辛いんだ、次に就く仕事は自分が本当にやりたい仕事でないと、また同じことを繰り返してしまうのでは・・・」
と言った考えがあり、好きではない仕事を辞めるためには「本当にやりたい仕事」を見つけないといけないと本気で信じていました。
でも、その考えは今では間違えであったと確信を持って大きな声で断言できます。
そもそも何かを辞めたり、何かを始めるにあたって「こうでなければいけない」と言ったことは無いし、
さらに言えば
「自分が何をしたいか」
「本当にやりたい仕事は何か」
なんて、わからなくて当たり前だと思います。
なぜなら、
「好きなこと」
「本当にやりたかったこと」
「やってて楽しいこと」
などはまずは始めてから、やっているうちに好きになったり、楽しく感じたり、もっとやりたいと思うようになるものだと思うからです。
たとえば、中学生や高校生の部活選びで考えてみましょう。
僕の通ってた中学校では入部する前に「部活動見学」と「仮入部」という期間がありました。
部活動見学では興味がある部の実際の活動を自由に見学出来る期間。
仮入部期間は部活動見学をして気に入った部に1週間ほど「仮」で入部する期間。つまり、お試し期間のようなものです。
この仮入部期間ではまだ正式な部への入部ではなく、あくまで体験という扱いです。
「見学」→「仮入部」と来て、本当にその部活への入部を希望する人が正式な「入部届け」を提出して晴れて新入部員となれるのです。
中学の部活を選ぶにしてもこれだけ、時間を掛けて「興味があること」「自分に合っているか」を吟味するわけです。
それなのに仕事を選ぶときはハローワークの求人票や、求人誌の情報、インターネット求人サイトに書かれた仕事内容、勤務条件という僅かな情報しかありません。
事前に職場を見学させてもらえたり、面接で会社の雰囲気がわかる場合もありますが、実際に働いてみないとその職種や会社が自分に合っているかなんてわからないのではないでしょうか。
「自分が何をしたいか」
「本当にやりたい仕事は何か」
は考えているだけでは見えてこないのは当たり前だと考えましょう。
実際にやっていく中で好きになったり、もっとやりたいと思えたりすることがあるはずです。
自分が何をやりたいか
どんな仕事がしたいか
わからない人はまず「とにかくやってみる」から始めてみませんか?